ワタリガニと言うと鍋物の片隅に所在なく入っていて、食べるところがないからと、なかばダシ扱いされる可哀想なイメージですが、そんなワタリガニを使ってトマトソースパスタを作りました。

まずは基本のトマトソースから。みじん切りのニンニクと玉ねぎをよく炒めます。いわゆる飴色になるまでですね。甘みのベースになるので手を抜かない方が良いです。

/attachment/Nf93zjphXPwrqw.jpg ホールトマト缶を投入し、かきまぜならトロミがでるまで煮詰めます。水分を飛ばして凝縮するイメージです。

トロミがついたら火を止めて放置。本当は粗熱をとってから半日以上、寝かせた方が味が馴染みますが、時間がなければこだわらなくてOK。

/attachment/Ro_27GFWGNkS6p.jpg ワタリガニは料理用のハサミで脚をザクザク切り、縦に切れ目をいれて身がほぐれやすくしておきます。

ニンニクで香りをつけたオリーブオイルへ下処理したワタリガニを投入。赤くなって全体から香ばしい香りがするまで炒めます。油分が回ったら白ワインを投入。静かにかきまぜなら煮詰めます。

/attachment/1HLAiTun1FRqiw.jpg 炒めたワタリガニをトマトソースの鍋に投入。ワタリガニを炒めたフライパンにはうまみ成分がたくさんあるので、全てこそぎ落として使い切ります。

ここに茹で上がったパスタを投入。茹で汁で塩分を調整しながら、ソースが全体にからんだらできあがり。パスタの茹で時間は表示より1分から2分短めがよいと思います。

/attachment/-9ZQKschwxELJn.jpg ワタリガニの香ばしさとトマトソースの甘みが良い感じでした。ワインが進む。

/attachment/4Pf6rf5n0wS_wF.jpg ワタリガニはスーパーでも手軽に手に入るし安いので、たまにはこんなパスタもいいですね。