情報やデータ、知識を視覚的に表現するための手法としてインフォグラフィックスが用いられるケースが増えています。
この記事では、Web上で簡単にインフォグラフィックスを作成できるInfogr.amというサービスを紹介します。
Infogr.amとは?
Create online charts & infographics | infogr.am
Create infographics and interactive online charts. It’s free and super-easy!infogr.am
Infogr.amはあらかじめ用意されたチャート、グラフ、地図を選び、見える化したいデータを入力することにより、簡単にインフォグラフィックスを作成できるサービスです。
インフォグラフィックスの作成
あたらしくインフォグラフィックスを作成する際、デザインから始めるのかデータをインポートしてから始めるかを選びます。
デザインから始めても、あとでグラフにするデータを入力、またはインポートできるので、通常はInfographic or Reportを選ぶと良いでしょう。
すると、テーマを選択する画面が表示されるので、お好みのテーマを選んでください。
テーマを選ぶとデフォルトのタイトル、グラフ、引用文が埋めこまれたドキュメントが作成されます。
タイトルや引用部分をダブルクリックすると、テキストを編集できます。
グラフの編集
グラフをダブルクリックすると以下のような編集画面が表示されます。
この画面では、
- グラフの種類、オプションの変更
- データを入力・編集
- ファイルの読み込み(Excel, CSV)
- 外部サービスからのデータ読み込み(Google Drive, Dropbox, OneDrive, JSON)
などが可能です。
サンプルとして、Jクラブ個別経営情報開示資料(平成26年度)のデータを用いて、各クラブの営業収益を棒グラフにしてみました。
Infogr.amでは1つのドキュメントの中に複数のタイトルや引用、グラフを含めることができます。
今回は営業収益の棒グラフの下に、営業収益トップの浦和と最も少ない甲府を比較するグラフを追加してみました。
「3.9倍」でもわかりますが、円の面積で表現することで、より直感的に規模の差を把握できると思います。
作成したインフォグラフィックスの公開
有償のProプランであれば、作成したインフォグラフィックスをPDFまたはPNGでダウンロード可能です。
無料アカウントの場合、公開リンクの生成かWebサイトへの埋め込みが可能です(埋め込むためのスクリプトを生成してくれます)
今回、作成したサンプルの全体を埋め込みできたらよかったのですが、Mediumでは埋め込みできないようなので、公開リンクを生成しました。
J1リーグ営業収益(2014) — Infogram, charts & infographics
Edit descriptioninfogr.am
上記のリンクで全体を参照できますので、ご覧いただければと思います。
まとめ
Infogr.amを使えばシンプルなインフォグラフィックスであれば、簡単に作成して公開できます。操作も直感的で使いやすいです。
作成したデータを画像やPDFをしてダウンロードするには、PROアカウントにアップグレードする必要があります($19/月より)が、仕事でグラフやプレゼン資料を頻繁に作成する方なら、契約する価値はありそうです。